稼働検査 ~工事中以外の検査も大切です~
イエンゴ第三者検査の欠陥住宅予防検査。
その特徴である検査のひとつに稼働検査があります。
家が完成し、入居してから3か月~6か月の間に検査を行います。
一般的な第三者検査は、工事中に限った検査です。
勿論、工事中の検査も大切ですが、建物は入居して初めて、
生活を始めてからしか分からない不具合の発生もあります。
例えば、排水管の水漏れなどがその一例です。
先日の稼働検査の床下で起こっていた事例をご紹介します。
それは、床下断熱材の施工不良です。
厚さ100mmの断熱材が落下し、床下に落ちているものや、
垂れ下がっているもの、ずれ落ちそうなものが見つかりました。
他の箇所でも断熱材がずれているものもありました。
これでは、断熱材の効果が発揮できず、冬場の床下の冷たい空気が
室内に影響を与えてしまいます。
人間で例えると、冬場に
厚手の高価なコートを着ているのにも関わらず、
肩がはだけて出ているといった状況です。
普段見ることのない床下ですが、実は大事な検査なのです。
これが豊富な検査経験による家づくりの援護会の第三者検査です。
一生住み続けていく家です。
安心して快適に暮らしたいものです。
関西:鉢嶺 民雄