瓦屋根は地震に対して本当に危険なのか?
昨今、地震被害の写真や映像として瓦屋根の崩壊の状況がメディアで映し出されると
”瓦屋根は地震に対して危険なのか?” と思われるかもしれませんが、
それにはいくつか原因があります。
・古い建物の場合、瓦を土に乗せて留めていたり、桟にひっかけていたりします。
固定されていなければ、大きな地震が起これば落ちてしまいます。
・瓦屋根自体の重量が重いですので、それが固定されていなければ尚更落ちやすいです。
現在では上記に対して対策が取られています。
・瓦の固定に釘やビスなどで1枚1枚留めたり、
・外れにくいよう金物を使用したり、
・瓦自体を軽くしたり
と様々な防災対策が取られています。
また、省エネなどの点からみても良い点があります。
・断熱性能がよい
下地から屋根までの厚みがありますので、断熱性能が上がります。
・耐久性が高い
瓦そのものに耐久性がありますので、ほぼ交換は必要ないでしょう。
ただし、メンテナンスフリーということではありませんが。
リフォームや新築を考えられているかたには、
単に”瓦だから・・・”といって屋根材の選択肢から外すのではなく、
総合的に選択していただきたいと願います。
関東:大垣 康行