関東・首都圏 活動ブログ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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家づくりの重要ポイント「契約」

家づくりでトラブルに巻き込まれないための重要ポイントは、何と言っても「契約」です。

 家の新築、リフォーム、設計、建売住宅の購入、土地の購入など、何を始めるにしても「契約」がスタートであり、その後の基軸となってきます。
 
 我々は、「ハンコを押す前なら間に合います」と言いますが、まさにハンコを押してしまったら後戻りはできません。
 
ハンコを押すということは、契約の内容、様々な約束事(契約約款)に納得した、ということになります。
 
 不幸にもトラブルに発展してしまった場合は、契約書、契約約款に則って交渉し解決することになると考えると、契約の重要性がお解り頂けるのではないでしょうか。

 例えば、施工請負契約書をチェックしていると一つの問題点が見えてきます。
施工者が用意する契約書ですから、「施工者はきちんと施工をするし約束を守るが、施主は支払いが遅れたり約束を守らないことがある」という立場から契約条項が作られているものが少なからずあります。
 
施工者と施主は対等な立場であることを忘れずにいてください。
写真は、イエンゴで作成した施工請負契約書で、契約書、契約約款、細則となり、これに見積書や仕様書、設計図面などの添付書類とと一緒に組まれて「施工請負契約書」が完成します。


 イエンゴでは、前もって契約書をもらい、事前に内容を確認したうえで要望(条項の変更や追加など)があればきちんと伝えることをお勧めしています。
 契約当日に契約書を見せられて、怒涛の如く説明されても内容を理解することはプロでも困難です。
 
 それでも不安な方は、イエンゴで契約書チェックを行っていますので、事前に手に入れた契約書をお送りいただき第三者の目でチェックいたします。
是非ご利用ください。


必ず「ハンコを押す前に確認する」ことを忘れずに、安心の家づくりを進めましょう。


理事長:植田 達二



さいたま市にお住まいの方へ ~無料相談会のお知らせ~

さいたま市にお住まいの方へ

無料家づくり相談会を開催します。
進め方や契約、設計の内容が分からない、工事中の心配ごとなど、
ご質問に一級建築士が応えます。
お気軽にご予約ください。

令和5年2月4日(土) ※予約制です


相談会開催予定地:
◆埼玉・さいたま市:
さいたま市市民活動サポートセンター
住所:埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1 コムナーレ9F
最寄りの公共交通機関
JR東北本線浦和駅下車徒歩約1分
アクセスマップはこちら<アクセスマップ>


ご希望の方は当会事務局 石川までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会 担当:石川
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp



さいたま市市民活動サポートセンターには
当会のパンフレットが置いてあります。
お気軽にお持ちください。


都内にて無料相談会(予約制)のお知らせ

◆東京都 無料相談会のお知らせ(予約制) (毎月 第4日曜日)

令和5年1月22日(日)※予約制です

都内にて無料相談会を開催します。

・家づくりの進め方
・契約や設計について
・間取りや材料のこと
・住宅の性能について
・工事中のこと
・土地や建物の売買について
・住まいの不具合について
・改修工事(リフォーム・リニューアル)や増築工事 等々
わからないこと、ご心配なことなどご質問に当会建築士が応えます。
お気軽にご相談ください。


◆相談会開催予定地:
東京都渋谷区:家づくり援護会 事務局
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-3-1(1Fがローソンです)
サロンド・シャポービル602
最寄りの公共交通機関
JR代々木駅より徒歩8分
東京メトロ副都心線北参道より徒歩3分

アクセスマップはこちらをクリック


ご希望の方は当会事務局までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp


◆次回の東京都無料相談会は2月11日(土)です ※予約制(毎月 第2土曜日)


宇都宮市で開催~無料相談会のお知らせ~

栃木県宇都宮市で無料相談会を行います。

家づくりの無料相談会です。
何から始めれば良いか…、業者選びをどうすればよいか…、契約が不安…、
工事中が不安…などのお悩みやご質問に一級建築士がお応えします。
個別対応しており、事前予約制ですので、お気軽にご予約ください。


令和5年1月21日(土)※予約制です


相談会開催予定地:
◆栃木県・宇都宮市:
宇都宮市東市民活動センター
住所:栃木県宇都宮市中今泉3ー5ー1
最寄りの公共交通機関:
JR宇都宮駅東口から平出工業団地行「東図書館入口」下車徒歩3分


ご希望の方は当会事務局 石川までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会 担当:石川
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp



ハウスメーカーの現場確認の現状 その2

ハウスメーカーの現場確認の現状 その2

 下記の写真は、当会の「欠陥住宅予防検査」で撮影の1枚。

 室内の耐力壁(建物構造上の重要な壁)で、壁の下側を留めるビスが配管があるため打てない状況です。
 これを根本から修正するためには、配管を一度外してビス留めしたあとに再度配管を工事するようです。


 なぜこのような状況になってしまったか。
 
 これは現場監督が、室内の耐力壁と配管の関係を見落としてしたと思われるからです。
 このように配管がある箇所のビス留めは、配管より先に先行して工事しておかなければなりません。それを理解していなかったか、忘れていたのか、工事の段取りが逆になってしまったのです。


 そもそも現場監督には事前に「耐力壁の検査」があることは伝えてありますので、当会の検査前にチェックしていればわかったことだと思いますし、それ以前に室内の耐力壁と配管の関係を理解していれば工事の順序も逆だったはずです。


 これは以前のブログでも書いてありますが、ハウスメーカーの現場監督は担当件数が多く内容を詳細に把握できていないことが原因の一つかと思います。工事の進行が滞らないことが主な仕事で、図面の把握、現場の状態確認までできていないのではないでしょうか。ハウスメーカーは家づくりを数多く・工程を早くすることで利益を得ています。その弊害の一端がこのような事象として出ているのも事実だと思います。



関東:大垣 康行