関東・首都圏 活動ブログ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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悪質業者にはご注意(水道編)

 住まいの不具合は経年劣化とともに発生しますが、
特に急を要する不具合として水道管の水漏れがあります。

 水道検針などで、急に使用量が増えたり、
蛇口を止めているのにメーターが廻っていたりすると
検針員が水漏れの可能性を教えてくれます。



 ただ、敷地内の水漏れはご自分たちで手配して修理しなければなりません。

インターネットで検索すると「緊急対応」や「水道トラブル解決」などの
うたい文句で多くの業者が出てきますが、中には悪質業者も含まれているので注意が必要です。

よく聞く名前の業者でもトラブルに発展するケースも出てきています。


 ろくに漏水調査をしないで「配管が古くなっているからすべて配管を交換する必要がある」
と言って高額な修理費を提示してくる業者もがいます。

 また、床下などで漏水がある場合、床を壊して配管を直しても床の修理がいい加減であったり
修理に高額な費用を言ってきたりするケースもあります。

 トイレも同様に、部品交換で済むような場合でも、
便器ごと交換しなければダメなようなこと言って多額の費用を請求されたケースもあります。



 もしそのようなことを言ってきたら、絶対にその場で依頼はしないでください。

 緊急性があるとどうしても焦ってしまいますが、
ほかの業者にも見てもらうなど、比較することも有効です。


 そのような業者にあたらないためには、
地域の信頼できる工務店さんなどを覚えておくことも安心です。

 工務店さんは、常に様々な業者さんと協力しながら家づくりをしますので、
信頼できる水道屋さんに来て貰うことができます。



 また、前述した床の修理などの付随する工事も安心して任せることができます。

 地域で長く営業している工務店さんは、信頼がなくては続けることができませんので、
地域の評判を聞いてみても良いかもしれません。


不安なことがあれば、是非イエンゴにご相談いただければと思います。



理事長:植田 達二


地震に備える

 日本は様々な種類の災害が多く起こる可能性があります。

 その中でも地震災害に対する備えは誰にとっても重要な課題で、万が一地震災害が発生すると誰もが被災者になります。


 とりわけ高齢者や障害のあるか方などが住む家では、家具転倒などの被害によりケガをする可能性があることはこれまでの地震災害の中で明らかです。

 ケガの可能性を最小限に留めるためにどうすれば良いか。

 今の家を耐震化するのは費用の面でも困難であるならば、家の中の安全な場所と避難路の確保だけでもすべきです。



 当会では「防震」と呼んでいる「誰もが出来る家の地震災害防止対策」を推奨しています。

 「地震に備える集い」という意見交換会を実施している地域もありますのでご参加ください。

 当会は建築士としての意見となりますので、高齢者や障害のある方などに対する日頃の訪問活動やみまもりをしている民生委員の方や、地域防災に関わる方との意見交換をすることで、地域防災のお役に立てればと考えております。


お問い合わせは家づくり援護会事務局までご連絡ください。

NPO法人家づくり援護会 事務局
東京都渋谷区千駄ヶ谷4ー3ー1ー602
 TEL:03-3405-1358
 e-mail:info@iengo.ne.jp



埼玉県久喜市のふれあいセンター久喜にパンフレットが置いてあります。

 埼玉県久喜市の「ふれあいセンター久喜」に
  当会パンフレットが配架されています。




 ・活動内容リーフレット

 ・安心家づくり5つのポイント冊子

を増冊してまいりました。


 ぜひお持ち帰りいただき、
  お知り合いやご家族で家づくりを計画している方にお渡しください。



 久喜市のコミュニティーセンターなどで無料相談会を開催していますので、
  お気軽にご予約ください。

https://www.facebook.com/share/p/9CzGpG9vo2VpD3Gi/




 家づくり援護会は地域のために進んで継続的に活動している市民活動団体として
埼玉県久喜市のウエブサイトに掲載されています。



埼玉県さいたま市・久喜市・幸手市で家づくり無料相談会を開催しています!

家づくりの進め方、
請負契約や設計の内容が分からない、
工事中の心配ごと、
住まいの不具合、
地震対策、等々
ご相談に一級建築士が応えます。お気軽にご予約ください。



ご希望の方は当会事務局 石川までお問い合わせください。

予約先:NPO法人 家づくり援護会 担当:石川
 TEL:03-3405-1358
 FAX:03-3405-1398
 e-mail:info@iengo.ne.jp






造成地でも地中に何があるかはわからない

 現在、住宅地となっている造成地でも、

地中に障害物などが入っていることがあります。



 周辺を見渡しても、ビルなどは無く住宅ばかり。

しかし、過去には工場があったそうです。


 要は、工場の跡地が住宅地になったとのこと。



 この住宅地で、家を建て替えようとして、地盤調査をしたら、地中障害物だらけ。

これでは地盤調査ができないため、地中障害物を撤去しようと、土を掘ることに。

掘っても掘っても地中障害物だらけ。

どうやら、元の工場の廃棄物や廃材などが、造成工事前に埋められていたようです。



 このように一見閑静な住宅地でも、過去にどのような建物があったのか無かったのか等々、

登記簿謄本や古い地図などで履歴を調べておくことも重要です。


 土地を購入してからでは、大変なことになるかもしれません。十分ご注意ください。


関東:大垣 康行


間取りの工夫で広く住む

 当会設計教室の受講者さんに「どんな間取りにしたいか」と尋ねた時、

「今より広く」とお答えになることが多いです。



 もちろんその通りで、そのイメージを持つことは理解出来ますが、

単に「広く」することでは意味を成さなくなる可能性もあります。



 現在の住まいと同じような間取りや使い勝手のまま、

スペース(帖数)だけを広くしただけでは、

結局広さを活かせていない結果になる可能性があります。



 例えばキッチン。

以前より広くなったからといってキャスターワゴンやゴミ箱など置き始めると、

結局物が増えただけで、使い勝手は変わらず、見た目にも煩雑になります。

それならスペースを広げるのではなく、収納箇所数や面積を増やしたほうが良いでしょう。



 例えば玄関。

下駄箱があってもタイルの上にたくさん靴が置かれて踏み場がない方は、

玄関スペースを広くしたり下駄箱を大きくしても片付かないかもしれません。

スッキリした玄関を目指すなら、シューズインクロークを隣に設けて、

オープンな棚に簡単に片付けたほうが良いでしょう。

(写真:https://www.facebook.com/share/p/V8dWrFBeKczZCGpp/)



 注文住宅を計画している方は、

間取りの工夫で広く住む方法を設計者さんとよく打ち合わせすることをおすすめします。

その為には家族で住まい方の意見をまとめておくと良いでしょう。



 当会では「イエンゴ設計教室」という少人数制の講座を開催しています。

ご夫婦で参加して意見のまとめに利用してください。


 https://www.iengo.ne.jp/side/ssapo/ssapo_k.htm


関東:石川 克茂