日々イエンゴ

全国の会員が日々の相談・検査・設計・研究などの活動から皆さまに役立つ事例、家づくりに関する地域の情報、社会情勢ニュースに対する専門家としての意見などを発信していきます。

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外壁のチェックポイント

 家は必ず経年劣化してきます。


 定期的なメンテナンスを行うことが、家を大切に永く使い続けるためには欠かせません。

 そのなかでも常に風雨にさらされ、太陽にあたり続けている屋根と外壁は特にメンテナンスが必要とされます。

 建ててすぐの時はきれいな屋根や外壁も、年月とともに徐々に劣化が進んでいきます。




 外壁についてご自分でもできるチェックポイントをお伝えします。

 サイディング張りの場合、全体を手でこすると白いチョークを塗ったようになると塗装するタイミングになって来ていると言えます。

 また、タイル調や石目調など、ガラが入っているサイディングだと全体的にはきれいでも、劣化してくると雨漏りの原因にもつながりかねないのが、サイディング同士のつなぎ目にあるシール部分です。

 パッと見はきれいな状態の外壁も、シール部分を見ると亀裂が入って隙間が空いてきていることがありますので、これもメンテナンスのタイミングと言えます。




 屋根や外壁は、10年から15年ごとにメンテナンスが必要と言われますが、ご自分で外壁を見てみることも良いと思います。

 その他にも、気が付かなかったことが発見できる場合もあるかもしれません。

 お部屋の中は見ていても。外回りは普段じっくり見ることが無いと思いますので、たまには家を見つめ直すきっかけになると思います。




 ご自分の家の状態を知っていれば、突然やってくる訪問悪質業者にも騙されることもなくなります。
 
 不安なことを言われたら、その場では返答せずイエンゴにご相談ください。


理事長:植田 達二


現場監督の仕事

 家を建てる際に現場監督が行う仕事は、大きく分けて、

 1.工程管理
 2.予算管理
 3.安全管理
 4.品質管理

と4つあります。


 1.の工程管理は、引き渡し日に間に合うように日程・工程を管理すること。

 2.の予算管理は、契約金額内で現場が納まるように原価管理をすること。

 3.の安全管理は、職人さんが安全に作業できるようにすることや

近隣の方の安全を確保することです。

 どれも大切なことですが、建て主にとって最も大事なのは、

やはり4.の品質管理ではないでしょうか。



 それが、現場サイドでは品質管理ではなく、引き渡し日を厳守するということに

重きを置いているようです。特にハウスメーカーでは顕著です。


 なぜハウスメーカーが工程管理を重視するかというと、

建て主さんは、賃貸住宅や仮住まいの方が多く、

引き渡し日が遅れると即、追加家賃が発生してしまい、クレームとなる。


 その結果、施工業者の家賃負担となってしまうからです。


 現場担当として沢山現場を持たされているハウスメーカーの現場監督は、

一番大切な品質のチェック、管理を行う時間が無いのが現実なのです。

その結果、現場を職人さんに任せっきりにしていることが実は多いのです。


 誰のチェックも受けずに現場が進み、完成してしまう。

 従って要所要所でしっかりとした第三者のチェックの目・検査が必要なのです。

 必須と言っても過言ではないかと思います。


 何事もそうですが、一人の目だけではなく、

 違う目で確認を行うダブルチェックが現場では特に大切なのです。

関西:鉢嶺 民雄


穴の周りをテープしてあるが、隙間があり雨漏りしてしまう。


本を寄贈しました~千葉市 緑図書館~

千葉県千葉市緑区にお住まいの方へ

千葉市緑図書館に家づくり援護会著の本を寄贈させていただきました。

家づくりを始める方、家の改修・リノベーションをお考えの方、お近くにお住まいの方は借りてみてください。

NPOとして活動しているからこそ書ける内容になっています。


「建てる前に読む本」


千葉市緑図書館

千葉市緑区おゆみ野3-15-2
TEL:043-293-5080


図書館と併設されている鎌取コミュニティセンターで無料相談会も開催しています(不定期·予約制)。ご希望の方はご予約ご連絡ください。

家づくり援護会 事務局
TEL:03-3405-1358
FAX:03-3405-1398
email:info@iengo.ne.jp

関東:石川 克茂



本を寄贈しました~越谷市立図書館~

埼玉県越谷市にお住まいの方へ

埼玉県越谷市立図書館に家づくり援護会著の本を寄贈させていただきました。

家づくりを始める方、家の改修・リノベーションをお考えの方、お近くにお住まいの方は借りてみてください。

「建てる前に読む本」

「地の家のすすめ」


越谷市立図書館
越谷市東越谷4-9-1



埼玉県ではさいたま市、久喜市などでも無料相談会も開催しています。
どうぞご利用ください。

関東:石川 克茂



リノベーションを行う前には住宅診断を

 最近は地価上昇・建設価格の上昇で、土地を購入して住宅を新築するのが、今までより一層難しくなってきています。


 新築建売住宅や中古住宅の「リフォーム済み」物件であれば、すぐに入居できることがメリットでしょう。


 ただ住み手のこだわりはそこには反映されていません。せっかく新しく住まうなら自身のこだわりを入れたくないですか?


 そこで、古いままの中古住宅を購入し、住み手のこだわりを入れてリノベーションする方法もあります。


 しかし気を付けなければなりません。業者によっては表面だけのリノベーションで済ましてしまう場合があります。


 表面だけというのは、内装・外装、キッチン・風呂・洗面台・便器等の見える箇所だけしか手を入れないことです。これでは通常目にしない、床下・屋根裏などの雨漏り・水漏れ・腐朽・断熱材の状況などの経年劣化状態がわかりません。


 リノベーションを行う前には、必ず現況の状態を確認してください。それからリノベーションの計画を行いましょう。その際には建築士等の専門家に同行しもらい、確認してもらうことをお薦めします。


 お近くに専門家がいない場合であれば、家づくり援護会でも「中古住宅診断」を実施しています。
詳しくは事務局までご相談ください。


関東:大垣 康行